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すごく早く走る翁(おきな)の夢

 前回の祖母や大叔母に会えた夢から数日後、なんだか続きらしい夢を見ました。



 それが、なんだか不思議な不思議な夢だったのです。



 夢の中で私は、田んぼのなかを走っていました。そこは、見渡す限り広々とした水田で、緑の早苗が さわさわと揺れていました。



 私は、時々浮かびながら、飛ぶように すごいスピードで 走っていました。



 「あー、そうか。これはきっと夢の中なんだ。じゃあ、きっと気持ちを しっかりもって 飛べると思えば必ず飛べるんだ。」と、思いました。



 そうすると、今まで浮いたり 沈んだり スピードに追いつけなくてバタバタ走っていたのが、急に足が放れて 猛スピードで飛び始めました。



 どこまでも続く水田の上を、すごい速さで飛び続けました。



 すると、向こうに 広々とした明るいところが見えました。



 水田の向こうには、一本の道が左右に横切っていて、その道の向こうには、さっぱりと剪定されているような松が、道に沿って並んで植わっているのが見えました。



 昔の東海道の絵のような さっぱりとして、他には何にもないようなところでした。



 昔っぽい赤土の一本道と、赤みがかった幹の松並木。そこは妙に明るく、その一帯だけ、日がさしている様な感じでした。



 すると、私の右側の向こうの方から、小さい何かが ものすごいスピードで走ってきました。



 見るとそれは なんと あの爺(じじ)婆(ばば)でした。



 結納の時にある、あの おめでたい、とも白髪の老夫婦です。それが、人形の大きさのまま、猛スピードで走っていました。



 爺婆は、ほうきや熊手を すごい速さで動かしながら、一本道の真ん中へんに向かって 真剣な顔つきで走っていました。



 「えっ!?なんで?」と、思って 一本道の左のほうを見ると、何人かの人々が、談笑し お別れを 言い合っているらしい情景が見えました。



 近づいて よく見ると、一本道を隔てて向こう側に 祖母と大叔母たちがいて、道より こちら側には祖母の娘の伯母や叔母たちが何人かいました。



 祖母も大叔母も伯母たちも、みんなすごく楽しそうに、いろんなはなしをしながら、別れのあいさつをしていました。



 それが、明るく清々しい松並木の下で、さっぱりと明るく優しい感じの情景でした。



 たぶん、あちらの世界へ旅立つらしいのに、少しも しんみりとした暗い影はなく、ほんとうに明るい光の中に行くという感じに思われました。



 覚えているのはこんな感じで、目が覚めたので、そのあと あの爺婆たちは どういう動きをしたのか、なぜ爺婆が登場したのか まったくわからないままです。



 ほんとに不思議な夢でした。



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祖母のスケッチ

 実際の祖母は、こんな感じでした。もっと ふっくらしてましたが、この頃は だいぶ痴呆がすすんでいた頃のスケッチです。



Photo_222

夢で見た祖母と大叔母の絵

Photo_221

叔母と大叔母と祖母に会えた夢

 三回目に叔母と会った夢を見たのは、2004、11月28日のことです。その夢は、とても不思議な夢だったので、しっかりノートに書いていました。



 場所は、私の実家でした。昔の農家のつくりなので、土間の玄関に続いて、ふたま続きの座敷があります。



 その座敷で、親戚の人々らが たくさん集まって宴会がひらかれていました。



 皆 お膳を前に お酒をくみかわしたり、笑い転げていたり、それは楽しそうに 飲んだり食べたりしていました。



 周りの人は 親戚らしいけれど 私の知っている人たちではありませんでした。



 それで、あたりを見回してみると、いとこのMちゃんの母である叔母がいたので、二人で いろいろ話をしました。



 話の内容は、おもにMちゃんのことで、叔母が、「M子は、人の話をきかんじゃろう、ほんまに。」と、言い



 私も、「そうなんよなあ、私も おばちゃん Mちゃんを怒るばっかりして!と思ってたけど、今になったら おばちゃんの気持ちが わかるわあ。」などと、笑いながら話をしていました。



 そのあと 床の間の前の 縁側の方を ふと見ると、私の祖母と、大叔母(祖母の実妹)が見えました。



 「あれっ?」と思い よく見ると 二人は着物を着て にこにこして座っていました。



 ほんとに嬉しそうで、喜びいっぱいの満面の笑顔で、すごくすごく幸せそうでした。



 なぜか周りの人より、ひとまわり小さめで まるで ちっちゃな福の神みたいに 座っている身体が丸く丸く見えました。



 二人は ずっとこっちを見て 微笑んでいるのに 周りの人たちは まるで 二人が見えていないようで、おしゃくしたり笑いあったりして まるで気にしていないのでした。



 二人もまわりを気にする様子もなく、ただ私のほうを 微笑んでむいていました。



 そうすると、二人の喜びや感謝の念が、私に伝わってくるのがわかりました。



 それは、ほんとに じわっと私の胸に届いて、「わー!」と、私が思った瞬間、二人の身体がふんわり浮き上がり そして すっと消えました。



 夢の中で、「ああ、成仏できたんだなあ・・・。」と思っている夢でした。



 二人が亡くなったのは何年も前なのに なぜこんな夢をみたのか、なんとなく私にはわかりました。



 この夢をみた前の日、私は実家に行き、「奥の部屋」がとりこわされた後の なんとなくすがすがしい さっぱりした跡地を見たのです。



 実家の母屋に隣接して、もうひと時代古い家屋があり、六畳の畳の部屋がふたつありました。そこを「奥の部屋」と呼んでいました。



 その「奥の部屋」が、祖父と祖母の寝室で、生前 大叔母もよく遊びに来ては「奥の部屋」で ずっと世間話をしていたものです。



 祖父や祖母が亡くなってからも、その「奥の部屋」は片付けることもなく、はいることもなく 当時のままで、開かずの間状態になっていたのです。



 それを父母が、たんすの中にあった写真や手紙をもう一度見直し、大切なものは別の場所にしまい、父やいとこたちの手で「奥の部屋」を取り壊したのです。



 そんなことが あったからだと思われてなりません。上へ行きたくても、生きていた状態のままなので ずっと居ざるを得なかったのかもしれません。



 大叔母が、いっしょにいたのは、痴呆がひどくなり、私の父母がひきとって実家でいっしょに暮らしていたからでしょう。



 祖母も大叔母も痴呆症で、その後寝たきりで、実家の母は、それはそれは大変でした。



 あの感謝の念は、きっと実家の母に伝えてというものだったよう思うのです。



 



 

三回も夢にでてきた叔母さんの話

 三年前に亡くなった叔母とは、夢で三回も会えました。



 最初は、どこか東北地方の ひなびた湯治場のようなところにいました。簡素ながら ぬくもりのある湯治場で、いろんな人々が、湯船につかって 談笑したり、共同の炊事場で 料理を作ったりしていました。



 叔母は、まだあまり元気がなく、この湯治場でしばらく養生しているんだと、話してくれました。



 「M子が、よう世話してくれて、おいしい料理も作ってくれて、ものすご ありがたいわあ。」と、叔母が言うので、ふと炊事場の方を見ると、お盆の上に料理をのせて いとこのMちゃんが忙しそうにやってきました。



 M子は「これなら、食べれると思うわ。」と、料理を皿にとりわけたりして、すごく かいがいしく世話をしてあげていました。



 二回目に見た夢は、どこか大きなお寺の中で、二十人ほどの人たちが、お坊さんの講話を熱心に聴いている場面でした。



 叔母は楽しそうでした。勉強好きな人で、もっと上の学校にも行きたかったみたいですが、八人兄妹の農家では、そんな余裕はなかったようです。



 だから、すごく有りがたそうに講話に耳を傾けていました。



 講話のあと、みんなで二つの輪になり、お茶を飲みながら談笑していました。叔母は私も輪のなかにはいるように言い、お茶をくんでくれました。



 みんな講話の感想や他のいろんな話を 楽しげにしていました。叔母と同じように向学心にあふれた年配の人々ばかりでした。



 叔母が、「けいちゃん、わたしゃーなー、死んだあとが こんなに楽しい世界とは 思いもせんかったわあ。いろんな教えが聞けて ものすごえええわあ。ありがてえわあ。」と、言い



 「私もなあ、時々みんなにサインをおくろうと思うて がんばりょんじゃけど、これが なかなかむつかしいんよ。」と、そばの魔法瓶を手に取ると、



 「この魔法瓶を こういうふうに回すのって できそうで なかなか むつかしいじゃろう?そういうむつかしさなんよ。」と言い魔法瓶を回そうとしました。



 昔よくあったタイプの細めでペリカンの口みたいな蓋の魔法瓶でした。それの底の部分のふちの部分だけを床につけながら回そうとしていました。



 ちょっとうまく言えませんが、蓋を手でおおうように持ち、ぐるぐると回しながら、おおきなきれいな円を描こうとすると 確かにむつかしいものでした。



 そんなふうに、サインを送るのは微妙にむつかしいものらしいことはわかりました。



 でも叔母は、けなげになんとかサインを送ろうと何度も挑戦しているようでした。



 旅立つ前に、「みんなのことは、絶対見守っとるからな。」と、言ってくれていた正義感の強い優しい叔母でした。



 あの世らしいところでは、ほんとにのびのびと学生のように快活にすごしていたのが嬉しくて、この夢をみたあとに すぐ いとこのMちゃんに電話して様子を伝えてあげました。



 三回目の夢は、少し長くなりますので次回書くことにします。



プロフィール

kenken358

Author:kenken358
ken ken
主に妖精・小人・天使のイラストを描いています。
趣味は庭仕事・ガーデニングです。
minneで作品を販売しています→https://minne.com/@358fairy/profile

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