純粋な心が受け取る宝物
写真 竹林 栄一
「 純粋な心が受け取る宝物 」
人の心の もちようで
同じものでも 違って見える
小さな 小さな 自然の景色
どう見てとるか 人はさまざま
より美しく 見てとれる
人の心に 宝が増える
年を とるたび 宝が増える
より 純粋な心をもって
増やす 心の宝物
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このとても小さい、一重の睡蓮のような花は、
「ガガブタ」という名前の植物のようです。
このガガブタ、漢字の名前は、「金銀蓮花」と、
野草図鑑には、記載してあります。
日本では、数が少なくなり、あまり見かけなくなった
珍しい植物だそうです。
牧野植物図鑑では、「カガブタ」と記載されているそうです。
また、他の資料では、「鏡の蓋」の訛りとか・・・。
なるほど、おもしろい名前の由来です。
田んぼの回りで育った私も、見たことがありません。
竹林先生ご夫妻は、愛犬とお散歩中、
水田の隅に、目立たず咲いている、
この小さな小さな花を 発見し、
初めて見る花に、感動されたそうです。
ご夫妻おふたりとも、山野草がお好きで、
四季折々の野草を愛でておられます。
他の人が見過ごすような小さな花々も、
宝物を見つけたように喜んで、楽しんでおられます。
齢を重ねても、ますます子供のように
純粋な心で 自然と向き合える、
そんな生き方は ほんとうに素敵です。
お二人が、純粋に喜ばれている
心の中には、
きっとキラキラした宝物が
ますます増え続けていくようです。
これこそが、ほんとうに豊かな
人間らしい生活のように思います。