大華道展(国民文化祭おかやま)
国民文化祭おかやま2010の「大華道展」の様子です。
岡山県岡山市北区いずみ町の岡山武道館で、
2010.11月7日4時まで、開催されています。
会場には たくさんの生け花が 展示されています。
岡山県内の21流派が、一堂に会し、
301席の生け花を展示しているそうです。
万年青(おもと)の葉を、伸びやかに生けている生け花です。
生け花の流派の数が多すぎて、
どの生け花が どの流派か わからなくなりましたが、
どの流派の生け花も それぞれ趣きが違い、素敵です。
これは現代風の 斬新な色合いの生け花です。
これは、日本の秋の風情が感じられる 趣のある生け花です。
移り変わっていく季節の感じが すごく良く表現されています。
会場で見ていた方が、「もう、お正月が来たみたい!」と話してました。
ほんとに 美しい生け花を見るのは、目のお正月です。
こういう枝ぶりのりっぱな生け花を見ると、
生け花の材料を探すのも 大変じゃないかと思います。
それぞれ違う木の枝を、組み合わせて、
いかにも自然に見せる技術、さすがです。
この生け花の作品は、美しい着物柄の掛け軸風なものや、
屏風のような、つい立と花を組み合わせていて、
可愛いくて、でも自然な感じが、すごく素敵な作品でした。
日本の着物の古風な柄と、秋の木の実が、よく似合います。
華やかな着物の生地の間の窓から、
ホトトギスの花が、ちょこんと 覗いています。
白いリンドウの花が、女性の立ち姿のように凛としています。
岡山武道館の入り口の楷の大木は、みごとに紅葉しています。
入り口の階段上にも、みごとな生け花が・・・。
会場に入ると、目をひくのは、この超大作の生け花です。
たぶん私が見る限り、今までで 一番大きな 生け花です。
これは、国民文化祭の開催を機に、生け花の流派を超えて、
共同で製作したという すごい迫力の超大作です。
この生け花の題は、「吉備路の秋」で、
池坊、小原流、嵯峨御流、専敬流、桑原専慶流、
専敬本流、草月流、勅使河原和風会の8流派、24人の方が、
共同で 製作されたものだそうです。
なんと、幅は、約14メートル、奥行き約4メートルという超大作です。
ギネスに申請したら、日本の最大の生け花で、認定されるんじゃないでしょうか・・・。
青々とした竹が、ステージに並び、現代アートのようにも見えます。
華やかさと、秋の趣きが 共存した すがすがしい迫力の生け花です。
他にも、大作の生け花が 多数 展示されていました。
この波打つ枝ぶりが不思議な雰囲気をかもしだしている、
秋らしい風情のある 生け花の大作です。
これも みごとな松の枝ぶりの 生け花の大作です。
皆さん、真剣に 見入ってます。
美しい生け花ばかり・・・目の保養になります。
- 関連記事
-
- 超ミニバラの「美咲」
- 大華道展(国民文化祭おかやま)
- 吉備路の黄色のコスモス